はじめに(おことわり)

このページは物書き志望の人間が書き連ねるグダグダとした戯言が載っている無益なページです。

なので、タイトルにつられてやってきてしまった以下のような方にはお詫び申し上げます。

・おいしい焼き鳥店を探している美食家(グルメ)な方々
・今晩のおかずにおいしい焼き鳥の作り方を探している主婦/主夫の方々
・無用な争いを好み、SNS等での飯テロ用の食欲そそる焼き鳥画像をお探しの方々
・一に焼き鳥、二に焼き鳥、三四が無くて、五に焼き鳥な、焼き鳥マニアの方々

2015年08月31日

ギンカムロ

こんばんは、僕です。

すっかりと気温も落ち込み、猛暑でぐったりしていたのが遠い昔のことのように思えますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 焼き鳥さんは電話がかかってこなかった精神的なショックで大ダメージを受けております。

……うん、駄目だろうなとは思っていたけれど、やっぱり落選となるとショックはありますよね。
ま、そういうときは新作に入魂して気を紛らわすことにします。

さて、最近読んだ本の紹介を再び。
今回は美奈川護さんの「ギンカムロ」です。

ギンカムロ (集英社文庫) -
ギンカムロ (集英社文庫) -

美奈川さんといえば、ヴァンダル画廊街の奇跡で16回電撃大賞の金賞受賞をされた作家さんです。
ヴァンダル以降はMW文庫にて様々な作品を刊行していましたが、競艇の世界を描いた「スプラッシュ」以降ツイッターやらブログやらを削除して雲隠れしてしまっていて、一読者としては「一体何が起きたんだ!?」と不安でしたが、この度、角川文庫より新刊を出されてほっとしました。

ツイッターも新しいアカウントを作成されておりますが、「兼業作家が最も怖れる大惨事が以前のアカウントに降りかかったので雲隠れしてましたが」とはいったい何が起きたのでしょうか(ガクガクブルブル)

それはさておき、聞き慣れないタイトルですが、本作は花火師のお話です。
ギンカムロとは「銀冠」と表記する、花火の中で最も難しい高温で熱さなければ出せない銀色の花火のことを指し示す言葉のことです。

花火って見るもので、その裏側の職人さんのことってあまり知らないですよね。
解説で北上次郎さんが本作を「お仕事小説」と評しております通り、これは花火職人として生きる人間、その環境、仕事を描いた作品です。

MW文庫の時と同じ、一癖も二癖も味のあるキャラクターと心地良いテンポの会話は健在です。
両親の事故死から花火師の実家を飛び出した昇一が祖父に呼び戻され、そこで職人としては珍しい女性の風間絢と出会うことで、止まっていた時間が再び動き出す〜というのがあらすじです。

相変わらず美しい文章を書くので、読んでいると普段は目で楽しむことしかない花火が、色鮮やかに文章で彩られ、脳裏に素敵な大輪が刻まれること間違いなしの一作です。

花火には、2つしかない。一瞬で消えるか、永遠に残るか。

こんなキーワードで綴られる物語、夏の終わりに読んでみてはいかがでしょうか?

素敵な物語に出会うと執筆意欲が増しますよね。ということで焼き鳥さんももうひと頑張りしようと思います。
ではでは。





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