はじめに(おことわり)

このページは物書き志望の人間が書き連ねるグダグダとした戯言が載っている無益なページです。

なので、タイトルにつられてやってきてしまった以下のような方にはお詫び申し上げます。

・おいしい焼き鳥店を探している美食家(グルメ)な方々
・今晩のおかずにおいしい焼き鳥の作り方を探している主婦/主夫の方々
・無用な争いを好み、SNS等での飯テロ用の食欲そそる焼き鳥画像をお探しの方々
・一に焼き鳥、二に焼き鳥、三四が無くて、五に焼き鳥な、焼き鳥マニアの方々

2015年08月28日

ハイカラ工房来客簿2

こんにちは、僕です。

22回電撃大賞はもうすぐ最終候補の発表ですね。
僕はたぶん残念ながらそこへは進めなかったのですが、落選した皆様にもまだ拾い上げというチャンスがあります。

拾い上げというのは、惜しくも受賞には至らなかったものの、光るものがあるので編集さんと二人三脚で作品を練り上げ出版へと漕ぎつけることを指します。
電撃大賞では応募数も多く、この拾い上げを経て作家デビューをした方も多くいらっしゃいます。

ということで本日は、今月発売のMW文庫「ハイカラ工房来客簿2 神崎時宗と巡るご縁」のお話。
焼き鳥さんが好きなこの筆者さんですが、20回の電撃大賞で四次選考まで進まれた後、拾い上げでデビューされた方です。

ハイカラ工房来客簿 (2) 神崎時宗と巡るご縁 (メディアワークス文庫) -
ハイカラ工房来客簿 (2) 神崎時宗と巡るご縁 (メディアワークス文庫) -

簡単なあらすじは、革職人である神崎時宗が大正時代にタイムスリップしてしまい、そこで出会う方々との交流を描く物語です。
なんといっても見せ場はそれぞれのお話に出てくる革小物。
きちんと取材したのであろうと窺わせる数々の工夫や豆知識、うんちくなど。いわゆるはやりの「お仕事小説」としての読み応えもたっぷりあります。
自分の知らない職人の仕事って興味がありますし、読んでいて楽しいですよね。

この筆者さんの上手いところは、そういうお仕事小説の面をくどくならないように描きながらも、きちんと人と人とを繋ぐ心情描写を綺麗に描いているところだと思います。
また、彼の文章がとても読みやすいので、するするとその世界に引き込まれていきます。
今回の4章のインバネスコートのお話はかなり感動的でした。

ヒロインも、今回登場の小梅ちゃんも可愛らしい魅力あふれるキャラです。小梅ちゃんのイラストが見たい!
あやときさんの絵はとても魅力的なので、本屋でお見かけしたらぜひともお手にとって読んでみてください。きっと気に入ってもらえると思います。

そんなわけで、このお話しも続きが出るといいなーと信じつつ、自分も拾い上げてもらえるように新作に取り掛かろうと思います。

ではでは。
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2015年08月07日

神さまのいる書店

こんにちは、僕です。

さて、今回は読書感想文的な内容です。
先日来、このブログに「三萩せんや」さんの名前で検索をかけていらっしゃる方もいるので、ここでちょうど読み終えたばかりの本の感想を。
相変わらず、ネタバレはなしでお届けいたします。

しかし、バックマージンを貰っている訳でもないのにここまで取り上げるだなんてなんて健気な焼き鳥さん!
……まぁ、マージン貰うほどの知名度も訪問者もいないブログですけどねっ(自暴自棄)

さて(話題転換の魔法の言葉)、そういうわけで三萩せんやさん著の「神さまのいる書店 まほろばの夏」を読み終えました。
これが彼女の実質的なデビュー作になります。

神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS) -
神さまのいる書店 まほろばの夏 (ダ・ヴィンチBOOKS) -

もしも、本に魂が宿って生きていたら?

そんな「もしも」を描いたのがこちらの作品です。

高校2年生の紙山ヨミは、ちょっと内気な子で、自分の居場所はどこにもない、本だけがそんな気持ちを癒してくれる存在だと思っている子。
図書委員として放課後もずっと図書館で過ごす彼女。
夏休みを迎え、居場所がない彼女はどうしてこの夏を過ごそうかと考えていたところにもたらされた「まほろば屋書店」でのバイトの話。

一癖も二癖もある愛らしいキャラと、魂の宿った「まほろ本」のキャラクターが織りなすハートフルな物語で、ほろりと来る場面もあります。
腹黒店長、マッチョ執事、気障な金髪野郎、豆太……。
特に豆太は飼いたい!欲しい!撫でたい!

文章もとても上手で、鮮やかな夏の景色と、ヨミの揺れる心情がとても繊細に描かれています。
読み終えて目を瞑ると、夏の青空が飛び込んでくるような爽やかな読後感に浸れると思います。

しかしあれですね、3作同時受賞とかで1作目もこの出来とか、なんと恐ろしい子……(ガクガクブルブル)
自分も早く彼女に追いつけるように、炭火の上でじゅうじゅう焼かれている場合じゃないですね。

あ、そろそろ2次の発表なので、そろそろ炭火の上に移動する準備をしなければ(あせあせ)
ではでは。
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2015年08月04日

鹿の王

こんにちは、僕です。

なかなかインプットをする時間が無かったのですが、ようやく読みたかった本を読み終えることができました。

今年の本屋大賞受賞作、上橋菜穂子さんの「鹿の王」です。
なかなかの大作で本の厚みが相当でしたが、旅行中に上巻を読み、帰ってきてからちまちまと通勤時間の間やお昼休みに読んでいました。

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐ -
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐ -
鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐ -
鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐ -


ファンタジー物というと、雰囲気でいえば以前読んだ「折れた竜骨(米澤穂信さん著)」にも似ているところはあるかもしれません。
それ以前に、となるといつ読んだことがあるのか記憶をたどっても中学〜高校くらいまで遡らないと出てきません。

……ごふっ(年を取ったことを痛感したことによるダメージ)

簡単にさわりだけを説明すると、「ファンタジーの世界で描く親子の絆、医学の発展と病気に対する考え」のようなものになるのでしょうか。
あとがきで上橋さん自身が語っておられましたが、この「ファンタジーの世界で描く医学」というのはとても難しいと思いました。
よくこれをこのような上質な物語に仕上げられたなぁ、とただただ一読者としても感心するばかりです。

ファンタジーの世界の難しさは、そこで生きる人々の信仰・考え・生活習慣・物事に対する考え方というものを如何に想定し、どう描くかです。
特に今回のように医学をメインテーマのひとつに据えている以上、それは避けては通れないことになります。
(折れた竜骨で、殺人事件の犯人探しをするという上でも、その世界の常識等が整頓されていることは必須であり困難な部分でしたね)

これは本当に膨大な量の設定を必要として、またそれを全て事細かに描くというよりかは必要な部分を取捨選択して
読者に必要なものだけを提供するということが試されるのだと思います。

さすが、と僕のようなチキンが言うのもおこがましいですが、最後まで物語の世界観や考え方に疑問を持つこともなく
しっかりと読ませきった本作品は、なるほど本屋大賞を受賞して皆様の支持を得るのも納得だなぁと思う出来だったと思います。
最後はほろり、としてしまいますね。

どうでもいいですが、ユナちゃんの「おちゃん、おちゃん!」というセリフは脳内再生余裕レベルの可愛さでしたね。
今まで触れてきたことのない作家さんでしたが、今後書店で見かけた際には手にとってみようかな、と思いました。

ではでは。
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